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2015年9月30日水曜日

イラントルコ旅行 ~事前準備編~

2015年の夏に自分がイランとトルコを旅してみて経験した一ヶ月の出来事を、どの程度の期間かかるかわからないけれど、纏めてみることにする。第一弾として事前準備について書く




〜動機〜

 そもそも何故今イランなのかという質問をよくされた。春学期の自分はただ日常に忙殺されるだけで何も得てないような、不満足な気持ちになっていた。そんなこともあり、電気ショックのような刺激を自分に入れて何か変わらないか期待して、とにかく夏休みの間に旅行をしようと決めた。そこで、最初は何か学生時代これをやりきったという達成感を得たいと思って車でアメリカ大陸を横断しようと友達と計画を立てていた。(鉄道でも横断することができるが、英語圏で旅が簡単になってしまうし、車だとまだ自力で旅行したような気分に浸れるから。)早速地球の歩き方アメリカ・ドライブ編を購入し、ルートを決定して大体の日数を決定した。しかし、問題になったのが年齢の問題で自分の年齢が19歳だから車を運転することはできるが、21歳以上でないと車を借りることはできない、ましてや免許とりたての外国人がやすやすと契約することなど出来ずに挫折した。
 そんなところで浮上していたのが自分の中に興味を見つけていたイスラム圏の国であるイランであった。日本に住む大抵の人々はきっとイランの人々を想像すると危険なテロリスト集団を擁護する国家でアメリカに悪の枢軸と呼ばれ、また日本にいる在イラン人も薬物を売ってるようなイメージしかないだろうし、僕も最初はそういった偏見の持ち主であった。このイメージが180度変わることは後々わかることだが、僕が気になったのはアメリカの援助を受けて豊かになることを拒否してでも、強固な姿勢を維持するそのきっかけとなるものが何かということだった。当時、学校を卒業して、大学に入学し自由を得るも自分がどのような者でどこに向かうのか見当もつかず、Identity Crisisのような状態に陥っていた自分にとって、強烈な動機を持って生きる人々を観察することは必要なことであった。

最初に立ちはだかる壁=親

 親も偏見を持った日本人の例外ではなかったので、先述の通り、イランは危険な国でどうしても行かせられないと普通の人からしたら常識のように反対してきた。僕は予想していたけれど、ここで諦めるという選択肢は全くなかったので航空券を相談前に購入して既成事実化して抵抗して話を勧めた。もし、自分が親だったら力づくでも止めるだろう。僕の「中身を知らないからそういうことが言えるのであって、知らないからそう思うだけだ。」という一言に驚いて色々勉強してくれて最終的にはサポートしてくれた親には大変感謝している。

〜事前準備〜

旅行をする上であまり準備することはないと思っていた僕はガイドブックだけ買って、旅行の直前まで安心していた気がする。ホテルは全く決めないで、ただ世界史で習った行きたい観光地のページだけ見て満足していた。けれどCouch surfingで旅行をホストしてくれる人を探してはいた。とりあえず、初日に乗る鉄道のチケットは、事前に海外の代理店を通して購入して印刷して航空券と一緒のファイルに入れておいた。

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